プロがやる歌唱トレーニングを【子供用に作り直してみました】歌上達エクササイズ3種
というテーマで解説させていただきます
まずは軽く自己紹介
✅自己紹介
プロデューサー/ディレクターとして20年。プロの現場でメジャーアーティストと一緒に音楽を作って来ました。現在はメジャーレコード会社で制作の最高責任者をしています。
本記事はこのような方向けです
- お子さんに音感をつけさせたい
- お子さんの歌を上達させたい
- 育児に楽しく音楽トレーニングを取り入れたい
私の仕事の一つにレコーディングディレクターというお仕事があります
アーティストに歌い方を教え、一緒に楽曲を作っていく仕事です。

サウンドプロデューサー /原盤制作ディレクターとも言います
仕事でよくアーティストにやってもらうトレーニングが3つあります
あれ⁇ちょっと待てよ…
【これは小さいお子さんでも出来る】
そう、凄くシンプルな練習なのですが,基礎中の基礎なのです
今回はそのメソッドを子供用に作り変えて、何故効果的か?を交えながらご紹介致します。
3つのトレーニングはこちら
- 息継ぎ練習
- 手拍子練習
- なんちゃってボイスパーカッション
それでは解説して行きます
もくじ

やり方は簡単!息継ぎを大袈裟にやるだけ
※因みにプロのミュージシャンにはこう話します
【歌い出す前に歌詞をみて息継ぎの場所を確認する習慣をつけてください】

それは何故か?
私は歌を上手く歌う上でもっとも大事な事は【ブレス=息継ぎ】だと思っています。
経験上 息継ぎを直すと大抵の歌は良くなります
こんな歌のお悩みはありませんか?
- カラオケで苦しい
- 高い音が出ない
- 歌う時に焦って急いで歌ってしまう
こんな経験がある方には効果的面です。
理由
【歌のエネルギーは肺に吸い込む空気】
なのです。
カラオケにいくと、上手い人は楽に歌ってるように見えませんか?水泳といっしょで息が足りていない人はアップアップしていると思います

では問題です
この中で2箇所大きく息を吸うと良い場所がありますどこでしょう?
♪チューリップ
【さいたさいたチューリップの花が】
正解は
さいた😊さいた😊チューリップの花が
😊の箇所です。
お子さんが上手く歌えない時は、どこで息継ぎしてるかを注意深くみてあげてください。
そして大袈裟に息継ぎしながら一緒に歌ってあげてください。すると、自然と息継ぎが身につき、楽しみながら大きな声で、元気に歌う事が出来る様になると思います
※参考記事


エクササイズ2は手拍子です。
リズム感を鍛えましょう
これもシンプルです
ズバリ裏拍で手拍子
ほとんどの日本人は裏拍が苦手です。盆踊りのような表拍は逆に大得意!元来日本人は、表拍でリズムを取るのが心地よく得意なのです
音楽は
ワン ツー スリー フォー と4カウントを数えます。このワンツースリーフォーの場所が表拍
一方ダンスは
ワンエン ツーエン スリーエン フォーエン
と4カウントを8つに分けて考えます
エンの部分が裏拍となります
それではエクササイズ
- 単純に4つ数えながら裏拍で手拍子をしてみよう!
- 出来る様になったら好きな曲に合わせてやってみよう!
- 【効果】
- 洋楽のリズム感が身につく
- 裏拍で捉えると曲はゆっくりに聞こえるため、のびのび歌うことができる
- テンポの早い楽曲でも安定する
これは【練習した人】と【してない人】で雲泥の差が生まれます。プロでもかなり苦手な人が多いです
苦手意識がまだ無い子供の頃にトレーニングするとすごく効果的で
お子さんのリズム感は飛躍的にに鍛えれます
子供に【好きな曲を歌って!!】というと
イントロや間奏まで、まるでボイスパーカッションのように歌う事があります
実はこれって凄く重要です!
【メロディ以外の楽器やフレーズも聴けてる】という事なんです
アーティストにも、歌を良くするためには楽器の音を良く聞いて!そこに上手に歌うヒントがあるから
と伝えてトレーニングさせます
お子さんといっしょにやるトレーニングとしてこのようなゲームはいかがでしょう
なんちゃってボイスパーカッションでイントロドン!
イントロのフレーズを声で演奏してお子さんと当て合ってみて下さい
これをやれば子供が音楽を聴く時に歌詞やメロディだけではなく楽器の音も聴きながら歌を歌う習慣が身につきます!
実はこれが凄く大事!特に表現力を鍛えれます。
いかがだったでしょうか?これは実際プロでも最初にかなりしっかりやるトレーニングです
今回の方法はお金をかけなくてもプロがやっている練習を【お家でお子さんとできる】という部分にフォーカスしてみました。
音感、リズム感、表現力のトレーニング
しっかりやれば確実に上達します
日々の育児に取り入れてていただけると、歌も上達し、音楽も好きになってくれると思います
お読みいただきありがとうございました