
皆さんこんにちは音のGARAGEです。
音楽のプロを目指すには【独学か?】【レッスンか?】メリット&デメリット
というテーマです。
✅自己紹介
プロデューサー/ディレクターとして20年。プロの現場でメジャーアーティストと一緒に音楽を作って来ました。現在はメジャーレコード会社で制作の最高責任者をしています。
今回の記事はこのような方向けです
- プロを目指すには独学orレッスンどっち?
- レッスンはどのくらい受ければいいの?
- 現在勉強しているけれども、これが正しいか迷っている
こんな疑問を持っている方に、実際プロになる為に私が行っていた練習やレッスンを元に
【どんな事が自分の役に立ったか?】を解説させていただきたいと思います
まずは早速結論から!
という方法で私はプロとなりました。ではここから本編では
- 実際やった独学とレッスン
- 独学&レッスンの【メリット】【デメリット】
- 効果的な独学とレッスンの組み合わせ2パターン
- コロナ禍でレッスンは短期で選ぶ時代へ
- まとめ:上手いだけではプロにはなれない
という構成で解説スタート!

もくじ

始めに私の体感では自分はこのような感じでした。
私の独学とレッスンの内訳はこちら
【独学】
- DJ
- トラックメイキング
- DTM
【レッスン】
- ギター1年
- 専門学校 Music Engineering1年半

こんな感じです、まずは趣味から始まったDJ、
その後必要に応じてはじめたトラックメイキングやDTMというのは完全独学となります。

マニュアル本を読んだりひたすら機材をいじったりするところから始まりました。
今のようにYouTubeで検索してチュートリアルが出てくる時代でもなかったので、
結構習得には時間がかかりました。
一方
ギターは【一度プロに習ってみたい】と思い1年間週1回レッスンに通いました

その後、独学でのDTMやトラックメイキングの習得に限界を感じた私は1年半専門学校でMusic Engineeringを学びました。
Music Engineeringとはエンジニアになるためのソフトの動かし方、耳の訓練、基礎知識、機材の扱い方などを学ぶところです。
実に20数年前でしたが、アメリカではパソコンでの楽曲制作が主流になってきていたので、
近くにその専門学校を見つけた時は「これだ!!」と思い、4年生の大学から専門学校へ移りました。


ここからは私が感じた独学とレッスンのメリット&デメリットを解説致します
独学
メリット
- 自由に発想できる
- 課題に追われない
- 経験からメソッドを修正していける
デメリット
- 正しい勉強方をしているか分からない
- 自分次第でサボれる
- 知りたい事を調べるのに時間を使う
【解説】

独学のメリットはなんといっても「自由」です。
私はのめり込んでしまう性格なので、ある意味課題などが設けられるレッスンよりも
独学の方を中心に行いました。経済的な理由もありました。

一方デメリットとしては、かなり間違ったものを習得してしまった。という部分がありました。
チームで仕事をしたときに、やり方を合わせるのが大変だったという経験が何度もありました。
楽譜もロクに読めず、プロになってから焦って勉強しました。
レッスン
メリット
- 正しい知識が身につく
- 一緒にサポートしてくれる先生がいる
- 課題があるため定期的に練習ができる
デメリット
- レッスンで満足してしまう場合がある
- 勉強的に捉えてしまう
- 良くも悪くも生徒次第
【解説】
レッスンのメリットは正しい知識やフォームが身に付くというところだと思います。
年齢が若くなればなるほど、レッスンの効果も大きくしっかりとした基礎を土台に上を目指していけるのかな?と思います。
そして疑問があれば先生に聞けて、課題があるので定期的に練習を行う習慣が身につきます。
一方、今回のテーマ【プロを目指すため】という内容で言えば、
よくレッスンを受けているから上手くなっていると勘違いしてしまう人がいます。
プロは上手いのは当たり前なので極論【上手くなること=プロになること】に直結しません。
そして習い事という側面もあるので【やらされている】と感じてしまうとよくありません。
やはり、レッスンは目的意識を持って取り組む事が最重要課題となります。


メリットデメリットをお話ししたところで私が思う【プロになるために効果的】な独学とレッスンの組み合わせパターンをご紹介します。
パターン1:独学ー>レッスン
- まずは独学から始める
- 独学だと壁にぶつかる
- その壁をプロからのレッスンで解決する

独学だと必ずどこかで大きな壁にぶつかります。そのタイミングでちゃんとしたプロにレッスンをしてもらいその壁を克服する方法です。
パターン2:レッスンー>独学
- まずは、興味のあるレッスンや自分の楽器のレッスンを受けてみる
- 知識や技術が向上してくる
- その知識&技術を使いオリジナリティを独学で生み出す

こちらのパターンは逆の方法で、まずは今自分がやっている楽器や歌のレッスンを受けてみるとこから始めます。知識や技術が向上するとできる事が増えてきます。そのタイミングで独学で自分のオリジナリティを研究していくといったパターンです。
2パターン見比べた時に、私はパターン1でしたが
今思えばパターン2の方が効率は良いかな?と思います。
私の場合だと、ピアノを打ち込みたい!って思ったタイミングで練習していたので、かなり時間がかかりました。


コロナ禍で私達の生活は一変しました。人との接触を避けなければならない時代、習い事等も運営が厳しくなった所も多くなりました。
一方、おうち時間が増えた事により需要を拡大させているのがオンラインレッスン
オンラインレッスンタクプラ
などを中心にレッスンを自宅で行えるサービスも増えてきました。

私は、2021年夏の段階ではこのオンラインレッスンに関してはすごくチャンスだと思っています。なぜなら
現場の一流ミュージシャンがコロナによってオンラインレッスン講師に流れているからです

ただ大事な事としてダラダラと長く通うのではなく、自分の悩みを解決する為にレッスンを利用するということです。
【必要なタイミングで必要なレッスンを受ける】これがオンラインレッスンの活用のコツです。
そうすればより上質で効果のあるレッスンが学べると思います。


いかがだったでしょうか?
将来プロになる為に必要な事は
- 確かな個性とアイデア
- 確かな基礎と技術力
だと思います。
独学か?レッスンか?という最終的な答えは
両方だと思います。

ただ、前述したように自分にあったパターンがどちらかをしっかり理解し、独学でもレッスンでも目的を持って取り組めば、せっかくの時間やお金が無駄にならないと思います
皆さんの音楽活動に少しでもお役に立てたら嬉しいです。
お読みいただき有り難うございました。
【レッスン紹介:ご興味のある方は是非】
