またジャニーズから一つ面白いグループがデビューします。その名は

なんともジャニーズらしいドストレートなグループ名!
本記事では11月12日発売のなにわ男子デビューシングル【初恋LOVE(うぶらぶ)】を音楽面から徹底解説。
- サウンド
- 歌詞
- MV
を詳しく深堀していき、なにわ男子の魅力に迫っていきたいと思います。
2021年期待のグループは既にMステやベストアーティスト2021の出演も決定。このままの勢いで年末の紅白を狙うのか?
今、最も熱いグループの楽曲を解説します!

なにわ男子を知らない方へ、ザっと!メンバー紹介

メンバーは大橋和也さん以外はグループ名の通り、関西出身!

デビュー前からアリーナツアーを開催するなど既に人気は十分
満を持してのデビューとなりました!
それではさっそく音楽的になにわ男子の【初恋Love(うぶらぶ)】を解説していきましょう!
▼筆者プロフィール▼
サウンドプロデューサーとしてメジャーアーティストの楽曲制作に携わり15年。
オリコン一位やレコード大賞受賞作品に携わる
もくじ
初心LOVE(うぶらぶ)サウンド面分析
サウンド面での注目ポイントはこちら!
- ジャニーズ王道のポップラブソング
- ピアノ+ストリングス+4つ打ちで表現するスタート感
- サビの転調
- キャッチーなHOOK

1つずつ深堀していきましょう!
ジャニーズ王道のポップラブソング
筆者のように、なにわ男子の楽曲を初めて聞くのがこのデビューシングル【初心LOVE(うぶらぶ)】の方も多いはず。
第一印象は!
という所じゃないでしょうか?ここ数年、SixTonesやSnow Manの様に洋楽やK-POPを意識したデビュー曲が多い中、この王道サウンドは30代以上のリスナーとしては非常に入っていきやすいサウンドだと感じます。
関西出身のジャニーズというと関ジャニやジャニーズWESTのような、底抜けに明るく楽しい楽曲で来るのかな?と思いきや、王子様系のキラキラサウンドは『これぞジャニーズ!』という感じで少し懐かしさも感じさせてくれます。
ピアノ+ストリングス+4つ打ちで表現するスタート感
初心LOVE(うぶらぶ)のサウンドを構成するメインの楽器は
- ピアノ
- ストリングス
- 4つ打ちのドラム
これに、今風のシンセとベルなどのキラキラ系音色で楽曲を構成しています。
サウンドプロデュース的に見て
ピアノ+ストリングス+4つ打ちドラム
というのは非常に『前向きにこれから先に進んでいくぞ!』というような雰囲気を出したい時に良く使う手法。待望のデビューでメンバーがこれから羽ばたいていく様を表現しているのではないでしょうか?
また、この音の組み合わせにベルを加えると少しファンタジックな表現が加わります。
これからのクリスマスシーズンを意識したサウンドメイクですね。歌詞では冬を直接的に表現する言葉は出てきませんが、冬のデビュー曲という部分をサウンドで表現しています。
鍵盤+ストリングス+4つ打ちドラムという部分ではSEKAI NO OWARIの『炎と森のカーニバル』のようなイメージでしょうか。【これから何かすごい事が始まる!】という雰囲気が表現されているサウンドです。
サビの転調
初恋LOVEはサビから全音転調しています。
上のキーに転調することで、さらなる勢いと希望感が加わります
メロディーも転調を生かして、高音域を行ったり来たりする構成になっています。サビのメロディーの素敵さはもちろんなのですがこの構成にすることによって
Bメロはサウンドプロデュース的にはAメロとサビを繋ぐストーリーとして使われることがJ-POPでは多いです。Bメロで一度グッと切なさを感じさせることによって、サビに入った時の解放感、希望感がより際立っています。
サビからの転調をしっかりと意識したBメロは要チェックです!
キャッチーなHOOK
Z世代のアーティストとして、SNSをしっかり意識したHOOKも魅力的です。
歌詞でいうと
Lalalalattta Lalalalattta
の部分ですが、BTSのButterやPermission to Danceなどにもみられる
これを加えることにより、短い時間で楽曲の魅力を伝えることができる。
TikTokなどを意識した要素もしっかり入っています!
歌詞はダブルミーニング満載


続いては歌詞を見ていきましょう!

歌詞のポイントはズバリ!
今までファンと目指してきたデビューへの想いが恋愛ストーリーの中にちりばめられています。
まずはタイトル
恋愛的:出会った頃のままの気持ちでいよう
デビュー:このデビューする想い(初心)を忘れずに羽ばたく
恋愛的:初めて出会ったときに恋を感じた瞬間を描写
デビュー:これから始まっていく自分たちのストーリーへの期待
恋愛的:運命の出会い~そして恋人になれるかもしれないという描写
デビュー:どこかで、デビュー出来ないかも?と感じていたが、キセキは待っていてくれたという想い
このように恋愛ソングでありながら、デビューしていく彼らの心情をダブルミーニングで表現しているように私は感じました。
サビのキメである
二人は
めげない ロミジュリ
という部分なんかは
というメッセージにも聴こえます。なにわ男子のファンの皆様へ向けての
『デビュー出来た感謝とこれ化も一緒に』
という想いがギュッと詰まった楽曲なのではないでしょうか?
MVはポップで優しい世界観
MVはピンクの衣装に身を包んだメンバーが経営するガソリンスタンドが舞台。
店名は728 Energy Station
デビューシングルがファンへのメッセージととらえると
を引っかけているのかもしれませんね。
カラフルなセットと空に舞うシャボン玉という表現も、希望感の演出に花を添えます。そして冒頭のセリフシーンや、途中で煙を巻き上げてトラブルになるシーンを見ていると
も伝わってきました。
この楽曲でなにわ男子を知った筆者としてはこのような描写が
なにわ男子のキャラクターをつかむきっかけとなりました。
まとめ:期待の新人、輝かしい門出

いかがだったでしょうか?

なにわ男子のデビューシングル『初心LOVE(うぶらぶ)』
私自身、この楽曲でなにわ男子を知ったのですが、ちょっと暗い世の中に元気をくれるアーティストだなと感じました。
初見の考察やサウンド分析なので、長年のファンの方にとっては少し違う部分もあるかと思いますが、お許しください!
ともあれ、祝デビュー!これからのなにわ男子の活躍が楽しみです!
お読みいただきありがとうございました!
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