DTMの勉強をしよう!プロへの第一歩「超初心者向け」

皆さんこんにちは音のGARAGEです

本日のテーマ

DTMとは?プロが教える音楽制作の第一歩「超初心者向け」入門編

✅まずは自己紹介

プロデューサー/ディレクターとして20年。プロの現場でメジャーアーティストと一緒に音楽を作って来ました。現在はメジャーレコード会社で制作の最高責任者をしています。

今回の記事はこのような方向けです

  • 自宅で音楽を作りたい
  • DTMの始め方がわからない
  • 必要な機材ってなに?
  • 調べてみたけど専門用語が多くてわからない
  • DTMってそもそも何?

という疑問を持っている、超初心者向けの記事となります。

音楽クリエーターになる第一歩をなるべく専門用語を使わず、わかりやすく解説致します

記事の構成

  1. DTMとは何かを知ろう!【デスクトップミュージックの略】
  2. 機材を揃えよう!
  3. 図で解説!DTMのセッティング
  4. DAW選びこそDTMを左右する最大のポイント
  5. まとめ

それでは解説スタート!!

STEP1:DTMとは何かを知ろう!デスクトップミュージックの略

簡潔にいうとパソコンで音楽制作をする手法

DTMが出来れば【自宅でプロレベルの楽曲制作】が可能になります

昔はレコーディングスタジオにいる限られた人にしか出来なかった音楽制作は、
今や自宅で誰でも挑戦できるものになりました

音楽クリエーターの必須科目

プロの作曲家、編曲家はレコード会社の依頼に対してデモを提出します。
そしてデモが採用されれば仕事をもらえるという仕組み

2021年現在、DTMでのデモ提出率はほぼ100%です。
デモ募集欄には、「完成形が想像できるクオリティで提出してください」と必ず記載されています。

昔のようなギター弾き語りで曲を提出するクリエイターは、
ほぼ100%採用されないです

【DTMを学ぶことは音楽クリエーターになる第一歩です!!】

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STEP2  機材を揃えよう!

DTMには必要な機材があります、今回は用途によって二つに分けで説明します

①曲作りに必要な機材

  • パソコン
  • オーディオインターフェース
  • DAWソフト(シーケンス)
  • MIDIキーボード
  • モニタースピーカー
  • ベッドフォン

②声や楽器も録音したい場合に更に必要な機材

  • マイク
  • マイクケーブル
  • マイクスタンド
  • 楽器

とりあえずトラックメーカーを目指すのであれば①だけで成り立ちます。
作曲など歌の録音や楽器演奏が必要な方は②も揃える必要があります。

こちらの記事で各機材のより詳しい説明はしていますので、ご覧ください

プロ20年目が新人歌い手になって【歌ってみた用機材】選んでみた

※記事で触れていないものを補足としてご紹介いたします!

DAW
上の記事でシーケンスという名前で説明している音楽制作ソフトです

MIDIキーボード
パソコンにUSBケーブル等で繋ぐ鍵盤です、基本的にMIDIキーボードには音は収録されておらず、様々な楽器ソフトを演奏&コントロールする為に使います。

図で解説!DTMのセッティング

必要な機材がわかったところで最終的にどのようなセッティングになるかをお見せいたします。

完成形を理解する事でこの先の内容もよりわかりやすくなると思います。

まだ、各機材の役割が分からなくても大丈夫ですので安心してくださいね!!

コンピュータに繋ぐものは【信号を送るもの】

オーディオインターフェースに繋ぐものは【音を送る物】と

覚えるとカンタンです!

オーディオインターフェースとMIDIキーボードは信号やデータを送るのでパソコンにつなぎます

ヘッドフォン、マイク、ギター、スピーカーは音を送るのでオーディオインターフェースにつなぎます

ここまで自宅に組めれば、あなたも既に立派な音楽クリエーターです。
すぐにでも楽曲制作が始められます。
※パソコンの上に記載されているDTMソフトはこの場合DAWソフトと同じです。

さてここからはDTMを始める上でもっとも大事な部分を学んでいきましょう!!

DAW選びがDTMを左右する最大のポイント

DAWとはDigital Audio Workstationの略

言わば音楽を組み上げていくためのソフトです。

料理に例えるとキッチンのようなものです。

このDAWに様々な楽器を打ち込んだり、録音したりして曲を作っていきます。
始めから様々な楽器ソフトも収録されています。

プロは更に高額なソフトを別途購入して使うのですが、
初心者はDAW内のソフトでも十分楽曲制作を始めらます。

POINT!

前述したMIDIキーボードというのはこの様々な楽器ソフトをDAWに打ち込んでいく際に使います

POINT! 前述したMIDIキーボードというのはこの様々な楽器ソフトを

DAWに打ち込んでいく際に使います

これを選べば間違いない!DAWの三大巨頭

様々なDAWがありますが基本的に以下の3つのどれかを使っている人がほとんどです。

  • Pro Tools
  • Logic
  • Cubase

※特徴とメリットデメリット

Pro Tools(録音特化)

【メリット】
業界スタンダード、ほぼ全てのレコーディングスタジオが使っているソフト
バンド録音など生楽器主体の人には最適

【デメリット】
楽器ソフトがでふぉるとでほぼ入っていない
録音特化のため打ち込みがやりにくい

Logic(バランス型)

【メリット】
Apple製品なのでMacユーザーなら扱いやすい
楽器ソフトやサンプル音源が豊富
チュートリアルも豊富

【デメリット】
Macユーザーでないと基本的には使えない
録音と打ち込み、両方に上手く対応している反面、どちらにも特化はしていない

Cubase(打ち込み特化)

【メリット】
打ち込みがやりやすい
作曲や編曲のお助け機能満載
楽器ソフトやサンプル音源が豊富
チュートリアルも豊富

【デメリット】
良くも悪くもデジタルっぽい
打ち込みがしやすい分、楽器録音が若干他二つには劣る
機能満載で、覚える事が多い

結局どれを選べばいいの?

私が初心者にお勧めするのは

LogicCubase

です

理由は以下の通り

  • 最初からついてくる音源が豊富
  • 自宅で机に向かって作業する環境に向いている
  • チュートリアルが豊富

Pro Toolsが業界スタンダードだし良いんじゃないの??
と思うかもしれませんが…

確かに、世界中のレコーディングスタジオのスタンダードソフトはPro Toolsです。
しかし、現在レコーディングスタジオで行う大部分の作業は録音とミキシングです。

歌手の歌声を録音する、バンドの楽器を録音するなど様々な録音作業や、
ミキシングといったエンジニアの作業を行います

それにはやはりPro Toolsは最適です。しかし、レコーディングスタジオは使用料も高く、じっくり音楽制作をするには莫大な費用がかかります。

ほとんどのクリエイターは自宅に自宅スタジオを作り、そこで作った楽曲を録音の為に最終的にスタジオに持ち込みPro Toolsにデータを流し込みます。

始めにお伝えした通り、今は誰もが自宅で楽曲制作ができる時代!!
楽曲制作という意味では楽器の録音にも強いLogic
打ち込みに特化していてお助け機能満載のCubaseがオススメなのです。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はDTMを始める第一歩

  • DTMとは何か?
  • 必要機材
  • セッティング
  • DAWの選び方

について解説させていただきました。DTMをするには色々な知識を勉強する必要があります、しかし!!あまり最初から詰め込みすぎると専門用語のオンパレードで挫折してしまいます。

今回の解説は最初の準備についてです。まだ専門用語を知らなくても、上手く操作できなくても、
今回の知識でDTMでの楽曲制作をスタートする事はできます

まずは第一歩!!音楽クリエイター】の道を踏み出す手助けになれば幸いです。

次回はより細かい機材選びのコツや環境設定、
実際の楽曲制作手順なんかも話せたらと思います。
是非ブログフォローやコメントもよろしくお願い申し上げます

お読みいただき有り難うございました!