音楽ディレクターの仕事?目指せレコーディングの指揮者!

皆さんこんにちは音のGARAGEです。

今回のテーマは

【音楽ディレクターの仕事】音楽ディレクターは2種類いるの知ってますか?

というお話です。

音楽業界の仕事の一つ音楽ディレクター

聞いたことはあるかもしれませんが実際どんな仕事かわかりずらいですよね?

今回は音楽ディレクターとはどんな仕事か?というのをわかりやすく解説したいと思います。

この記事はこんな方向けです!

音楽のお仕事が知りたい

将来音楽を仕事にしたい

音楽ディレクターってどんな仕事かしりたい!

将来音楽業界で働きたいと思っている人のお役に立てばうれしいです!

音楽ディレクターは大きく分けて2種類

まずはじめに音楽ディレクターとは

主にレコード会社の制作部に所属し、レコーディングを仕切り音楽を制作する仕事です

TVとかでも聞きますよね。ディレクターとは企画を考え、
スタッフを集め、作品を作る中心人物です

なのですが…

音楽業界におけるディレクターとは3種類あります。しかもそれぞれ結構やることがちがいます

それがこちら!

3種類の音楽ディレクター

原盤制作ディレクター

制作進行ディレクター

アシスタントディレクター

映画化・実写化・アニメ化で話題のマンガを読める 【Amebaマンガ】

本記事のタイトルでは2種類と書いてますが実際は

アシスタントディレクター(AD)を加えた3種類となります

アシスタントディレクターは新人の時に

レコーディングのイロハを学ぶ職業なので今回は割愛させていただくのですが…

チョットだけADのお仕事をご紹介

  • レコーディングの準備(歌詞、譜面,etc)
  • ケータリングやお菓子の買い出し
  • 駐車場の手配
  • その他雑用

基本的には丁寧に教えてもらえる世界ではないので
ADの時は様々な雑用をこなしながら

【見て学ぶ】

という感じで日夜がんばってディレクターを目指します

それではここからはAD以外の2つをご紹介します!

原版制作ディレクターとディレクター(制作進行)

ひとえにディレクターといっても音楽の世界ではこの二つはかなりやることが違います

名刺にはディレクターとしか書いない場合も多いので、
実際働いてみないと、どちらのタイプのディレクターかわからないこともあります

原盤制作ディレクター

原盤制作ディレクターは限りなくミュージシャンに近いです。もともと編曲家だったり、作曲家だったり作詞家だったりする人がなることが多いのですが高い音楽制作能力を必要とします

それはなぜか?

原盤制作ディレクターはミュージシャンと音楽を実際に作る職業なんです

例えば

  • 歌手に歌を教えたり
  • 作詞、作曲家に歌詞やメロディーの変更を依頼したり
  • 編曲家に的確な指示を飛ばしたり

かなり高度な音楽能力が必要となります。

私自身もともとキャリアを編曲家としてスタートさせたのでディレクターに就任にした際は
この原盤制作ディレクターとなりました

近年では後述する、制作進行ディレクターとの違いが分かりにくいため

【音楽プロデューサー

と呼ばれることが一般的になりました。

制作進行ディレクター

いっぽうディレクター or 制作進行ディレクター

楽曲制作が期日中にスムーズに進むように管理する職業です

もちろん、音楽制作の手順や基本的な音楽的な知識は必要ですが、
原盤制作ディレクターほど専門的な知識がなくてもなることはできます。

制作進行ディレクターの仕事内容

企画(楽曲選び)

音楽プロデューサーの任命

作詞作曲編曲家の選定 スケジュール管理

原盤制作ディレクターも同じ仕事はするのですが
制作進行ディレクターは上記を専門にやる職業と覚えてね!

これを見てわかるように、音楽プロデューサや作詞作曲編曲に関しては
選ぶのが仕事のため自分が音楽を作れなくてもやれる仕事です

その代わりディレクターにはこのような能力が必要となります

  • 流行りや売れる音楽を提案できる力
  • 人脈
  • 効率よくスケジュールを組む力
  • 制作費の管理

制作進行ディレクターの優秀な人はこの4つの能力が高いです

【売れる音楽を企画提案】でき、【必要な素晴らしいミュージシャンを集める】ことができ、
そして現場の人間が【効率よく働ける環境を整備】できる人

そんな人は制作進行ディレクターに向いています。

原盤制作ディレクターは減少傾向

理由は2つあります

  • 音楽プロデューサーと呼ばれるようになった
  • 機材の進歩によりアーティスト自身が兼任するようになった

以前はレコーディングスタジオでしか作れなかった楽曲ですが

機材の進歩により今は、自宅で簡単に作れるようになりました。

そのおかげで、セルフプロデュースをするアーティストが増えたため
原盤制作ディレクターが不要になったのです

では、今後原盤制作ディレクターはいなくなるのか?

答えは NOです

やはりレコーディングのプロフェッショナルである原盤制作ディレクター(プロデューサー)は
独自のノウハウを持っており、音楽制作という部分では
ミュージシャン以上に様々な知識や方法をもっています

逆に人数が減ったことにより、仕事は年々増えている状態です

もしあなたが、音楽の知識に自信があるのであれば目指してみるのもよいと思います。

まとめ:ミュージシャンでなくても音楽制作に携わる方法はたくさんある

いかがだったでしょうか?レコーディングを指揮する音楽ディレクターいう職業

ミュージシャンでなくても

生涯音楽制作を仕事にすることはできます。

最後にもう一度、音楽ディレクターになるために必要なことをお伝えします

原盤制作ディレクター(音楽プロデューサー)
  • 高度な音楽の知識が必要
  • 作詞作曲編曲をプロレベルで構築できる能力が必要
  • アーティストに音楽を教え、能力を伸ばしてあげることも求められる
  • ミュージシャンは転職しやすい
制作進行ディレクター
  • 様々な企画を提案し実行する力が必要
  • 音楽の専門的な知識がなくてもなることができる
  • 流行りを読んだり、ブームを作り出すアイデアマン
  • 几帳面にプロジェクトを管理し、納期を守る環境が作れる

原盤制作ディレクターはより技術者的な能力が求められ

制作進行ディレクターはより営業&管理職的な能力が求められます

しかしどちらも、音楽制作には欠かせない職業であり、レコード会社的には花形のポジションです

もしあなたが将来音楽を作る仕事に就きたいのであれば、
2つを見比べて自分の目指すべきものを決めてもらえると、様々な現場で活躍することができると思います

お読みいただきありがとうございました