やりたい事の見つけ方
現在私は音楽を仕事にしています。10代の頃からやりたかった事でいわゆる
【好きな事を仕事にしている】状態です。
本記事はこんな方へ向けた記事となります
- 好きな事を仕事にしたい
- 将来やりたい事が見つからない
- 人生を賭けて何かに没頭したい
- やりたい事の見つけ方がわからない
私が【好きな事を仕事にした】経緯をお話出来たらと思います。とはいえ僕の体験談ですので、「そんなやついるんだ」程度で読んで頂けたら幸いです。少しでも参考になれば嬉しいです!
もくじ

始まりは13歳の春、父の海外赴任でアメリカの南部に引っ越しが決まりました。
当時中学二年生 私が思った事は
- 夏休み増えるラッキー(アメリカは5月から9月まで夏休み)
- NBA生で見れる!(スラムダンク世代)
- アメリカってなんかカッコイイ(バカ)
くらいにしか考えていませんでした むしろアメリカに引っ越す特別感に泥酔状態でした
初めて訪れたアメリカの空は広く、緑は濃く、そしてアメリカ人は全てにおいてスケール違い!!
心躍りまくりでした
新学期が始まるまでは…


私が引っ越した場所は田舎町で日本人がいる都会まで車で1時間
中学校一つ、町中の子供達がそこに通います
ちょっと待てよ…
初登校して気づきました。【生徒約2000人に対して日本人1人】それどころか学校でただ1人の日本人
しかも英語喋れない…(思春期終了のお知らせ)
ここで渡米1年目に起きた事をいくつか紹介します
- その1:生まれて初めて見るアジア人!動物園状態 サラサラの黒髪触られまくり
- その2:英語が分からず”YES”を連呼 するといつのまにか黒人の彼女が出来る、その後いつのまにか別れる
- その3:Fire Drill(避難訓練)を漢字ドリル的な宿題と勘違いし、パニック ビビり散らす
- その4:体育で好きなバスケの授業があると聞いて楽しみにしてたら、ウォーミングアップでジョーダン並みのダンク連発で開始前にメンタルやられる

こんな出来事が重なり完全に萎縮、目立たないように過ごす毎日に速攻で切り替え!
現在社会問題にもなっている Asian Hateも私の時代はバリバリにありました。
でも何故か【学校に行かない】という選択肢は私にはなかったので修行のように【耐える】という生活をしていました。

それは突然訪れました
いつもの定位置【1番後ろの端の席】に座った時のこと
隣に座った不良の白人の男の子が 授業前に何やらニヤニヤしながら買ったばかりのCDを嬉しそうに眺めている
今年50歳という若さでこの世を去ってしまったラッパー
DMXの【Dark and Hell is hot】というアルバム
英語が下手なのが嫌であまり喋らなかった私ですが、何故かその時

何それ?
と彼に話しかけました。特に理由はなかったんだと思います。なんとなく…

すると彼はテンション爆上げ!!DMXの良さ、そして新譜の良さを熱弁し、しかもそのアルバムを貸してくれました
家に帰りアルバムを聴く。ラップ初心者としては全く理解出来ませんでした。
しかし返却時感想がないのは失礼と思い、中でも気になった曲を伝えました。
すると翌日彼は 「気が合うね!俺の仲間も同じ曲好きだからこいよ」といって、
私を仲間の元へと連れて行ってくれたのです
ラップグループを組んでいた彼らはDJ不在
私は仲間に加わりたいと思い中古のターンテーブルをリサイクルショップで購入
DJとして音楽活動を始めました
やりたい事を見つける方法は私はこう思っています
やりたい事がない→つまらない人生
ではなく
つまらない人生→だからやりたい事が見つかる
私は少なからずこの順序でした。異国の地で言語も喋れず中々馴染めない中、何気ないきっかけで音楽に出会い、仲間を失いたくないが為に必死に音楽をやりました

いずれそれが自分のやりたい事になり、のめり込み、生涯の仕事となりました。
音楽を仕事として選んだ理由の最大のポイントは
私が今の仕事に決めた理由はそれを気付かされたからです。

世間では「好きな事を仕事にしない方がいいよ」「好きな事を仕事にすると辛いよ」
という事をよく耳にしますが、僕の経験上
【好きな事を仕事にしている人】からこの言葉を聞いた事がありません。

もちろん、辛いし、キツいですが、生き生きと仕事をし困難に勝とうとしている人が
多いように思います。
私は好きな事を仕事にした結果、帰国後26歳で日本武道館の音楽演出を任されました。
そして30歳前でオリコンTOP1を取る楽曲にも携わらさせていただきました。
もし今将来に悩んでいて、好きな仕事が見つからないなんて方は
自分の今まで生きてきた経験をヒントに考えてみたら
【好きな事で暮らしていく】仕事に出会えるのかなと私は思います。
今人生がつまらない人は好きな事を見つけるチャンスです。
お読み頂きありがとうございました
