注目度NO1 若き天才ジョン・バティステを徹底解説!

第64回グラミー賞のノミネートが発表!

最多11部門にノミネートしたのはジョン・バティステ

ディズニープラスで配信されているディズニー&ピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』。映画の音楽ディレクターも担っており、劇中歌とエンディングテーマも手掛けた天才ジャズソウルミュージシャン。

残念ながらグラミー賞は延期になってしまいましたが、2021年の主役となったジョン・バティステと彼の最新アルバムWe Areを解説&考察していきたいと思います。

ジョン・バティステとはどんなアーティストなのか?そしてどんな音楽性なのかを以下の3つのトピックでご紹介していきます!

  • ジョン・バティステとは?(生い立ち・音楽性・ヒストリー)
  • 2022年開催、第64回グラミー賞のノミネート詳細
  • 最新アルバム「We Are」考察&解説

気になる部分だけを見たい方は目次をご利用ください!

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ジョン・バティステとは?若き天才ジャズピアニスト

まずはジョン・バティステの生い立ちなどを見ながら、どのようなアーティストなのかを深堀りしていきます

まずは基本情報から!

ジョン・バティステ

生誕:1986年11月11日生まれ(35歳)

ジャンル:ジャズ・R&B

演奏楽器:ボーカル/ピアノ/キーボード/鍵盤ハーモニカ

ジャズ出身の彼ですが、これまでにスティービー・ワンダー/レニー・クラヴィッツ/エド・シーランなどジャンルを問わず多くのアーティストの楽曲に音楽ディレクター&プロデューサーとして参加。

ピアニストの枠を飛び越え近年はボーカリストとしても活動しています。

ニューオリンズの音楽一家で育ったジョン・バティステ

ジョン・バティステは1986年にルイジアナ州のある音楽一家に生まれました。家族/親族にはサム・クックなどにアレンジを提供したハロルド・バティステやプロドラマーのラッセル・バティステなどがいます。

幼いころから家族の上質な音楽に触れて育ったことと、彼の出身地ルイジアナ州ニューオリンズのジャズが音楽のバックグラウンド。

ハロルド・バティステはニューオリンズのジャズシーンの重鎮ピアニスト「エリル・マルサリス」の旧友であり、大学で一緒に講師を務めていた間柄。ジョン・バティステも幼いころからジャズとピアノに触れて音楽の才能を磨いていきました。

プロを目指したジョン・バティステはマイルス・デイビスらを輩出した名門ジュリアード大学に進学。

10代からインターネットで楽曲をリリース

10代からインターネットを使って積極的に楽曲をリリースしていたジョン・バティステは17歳の時にインディーズレーベルから”Times in New Orleans”を発売。

その後ジュリアード音楽院でピアノの学士号と修士号を取得しています。

▼「Times in New Orleans」に収録されている楽曲Theme Musicがこちら!▼

10代ながら既に才能が開花している様子が楽しめるアルバムです。ジョン・バティステの音楽の根幹であるニューオリンズ感が満載なので是非チェックしてみてください!

単なるジャズミュージシャンではない、ジャンルの枠を超える多彩な音楽性

10代のころからジャズ界では、そのたぐいまれなピアノの才能は注目されていましたが、ジョン・バティステの凄さはそこからジャンルの枠にとらわれず進化していったこと。

ジュリアード在学中にはステイヒューマンというグループを結成。チューバ・タンバリン・ピアニカなども演奏し、ブラスバンドやセカンドラインといった音楽をジャズと融合させていきました。

▼ステイヒューマンのストリートライブの映像がこちら!▼

音楽を心の底から楽しんでいるという感じですね!

ステイヒューマンから本格的にヴォーカルとしても活動を開始しました

ウォーカリストとしての才能を開花させた「Hollywood Africans」

順調にプロミュージシャンの道を進んでいたジョン・バティステは2018年自身のヴォーカリストとしての才能を前面に打ち出したアルバム「Hollywood Africans」をリリース。

このアルバムは彼のメジャーデビュー作品です

クラシック、ニューオーリンズ・ジャズ、ゴスペル、ブルース、ラテン音楽そしてゲーム音楽などを融合させたアルバムは高い評価を得ました。

歌声も非常にソウルフルで素敵ですね!収録曲「Saint James Infirmary Blues」はグラミー賞で最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス賞にノミネート

実は既にグラミー賞ノミネート経験があったんですね!

▼ジョン・バティステ「Hollywood Africans」▼

名門ジャズクラブの常連に、国歌斉唱も務め時代を代表するアーティストに

その高い音楽性から世界中の格式高いジャズホールの常連アーティストに抜擢。The Village Vanguardで行われたライブは音源としても発売されました。

2020年にはNBAで最も注目が集まるキックオフ・ゲームで国歌斉唱を担当。ディズニー映画「ソウルフル・ワールド」では音楽ディレクターを担当し、劇中歌とエンディングテーマを提供しました。

2021年に名門カーネギーホールで上演された「アメリカン・シンフォニー」では彼の楽曲が大きく特集されました。

名実ともに世界トップのアーティストへとなったのです

2022年開催 第64回グラミー賞11部門ノミネートの詳細

残念ながら2月の開催が延期となっているグラミー賞2022ですが、様々なノミネート予想を覆し、蓋を開けてみれば11部門にノミネート。

一躍グラミー賞2022の主役に躍り出ました!

ジョン・バティステがノミネートされた11部門がこちら!

  1. レコード・オブ・ザ・イヤー(主要4部門):「Freedom」
  2. アルバム・オブ・ザ・イヤー(主要4部門):「We Are」
  3. 最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンス:「I Need You」
  4. 最優秀R&Bアルバム: 「We Are」
  5. 最優秀ミュージックビデオ:「Freedom」
  6. 最優秀インプロヴァイズド・ジャズ・ソロ
  7. 最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム
  8. 最優秀アメリカン・ルーツ・パフォーマンス
  9. 最優秀アメリカン・ルーツ・ソング
  10. 最優秀サウンドトラック・アルバム作曲賞映画、テレビ、その他映像部門
  11. クラシック現代作品部門

ジャスティンビーバー、ドジャ・キャット、ビリーアイリッシュなどの大物ポップスアーティストと並び主要4部門にノミネートされながら、ジャズやサントラそしてクラシック部門でのノミネート。

ここまで様々なジャンルにノミネートされたアーティストはいないのではないでしょうか。彼の音楽性の高さが垣間見れるノミネート結果ですね。

主要4部門も含め、複数の受賞が期待できるのではないでしょうか?

今から楽しみです!

▼ジョン・バティステが手掛けたディズニー映画「ソウルフル・ワールド」はこちら▼

最新アルバム「We Are」考察&解説

2021年に発売された最新アルバム「We Are」。グラミー主要4部門の一つ、「アルバム・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされたアルバムの魅力をご紹介します!

楽曲の細かい考察&解説は別記事にとっておいて、ここではアルバム全体の魅力を中心にご紹介したいと思います!

平和へのメッセージを込めた楽曲「It’s All Right」

ディズニー映画「ソウルフル・ワールド」のエンディングテーマに起用された楽曲。ジョン・バティステの音楽活動の根幹にあるのは平和と平等。

この楽曲は公民権運動期の63年にインプレッションズがリリースした楽曲をカバーしたもの。暴動や抗議で差別撲滅を目指すのではなく、平和的に「すべて大丈夫だよ」とピースフルに語り掛ける楽曲は、何度聞いても勇気がもらえる一曲です。

ブラック・ ライヴズ ・マター運動を先導した楽曲「We Are」

2020年のブラック・ライヴズ・マター運動再燃の際に注目を集めた楽曲。様々な著名人やスポーツ選手が賛同したこの運動を象徴する1曲です。

この楽曲も「We Are Never Alone」(私たちはひとりじゃない)という歌詞が表しているように、力強さの中に優しさが溢れる楽曲です。決して誰かを傷つけたいわけではない、という想いが伝わってくる1曲です。

地元ニューオリンズで撮影された超ハッピーな1曲「Freedom」

ニューオリンズの陽気で暖かい魅力満載のFreedom。グラミー賞2022年においては主要4部門の一つ「ソング・オブ・ザ・イヤー」にノミネートされました。

母校のバンド、「セント・オーガスティン・マーチング100」地元のクワイヤー「ニューオリンズ・ジョイフル・クワイヤー」など、ゆかりのあるキャストが多数出演。

軽快なファンクナンバーはニューオリンズの文化や人々の活気をダイレクトに伝えてくれます。思わず笑顔になってしまう一曲です。

アルバムを彩る豪華プロデューサー陣

セルフプロデュースにも定評があるジョン・バティステですが、今作「We Are」には豪華なプロデューサー陣を招集しました。

  • リッキー・リード(代表プロデュースアーティスト:リゾ)
  • DJカリル (代表プロデュースアーティスト:カニエ・ウェスト、エミネム)
  • ラッセル・エレバド (代表プロデュースアーティスト:マーク・ロンソン)

豪華なプロデューサー陣に加え、ビリーアイリッシュとグラミーで新人賞を争ったタリオナ・タンク・ボールや、現代ジャズの大注目アーティスト、トロンボーン・ショーティ、グラミー受賞者のPJモートン(マルーン5のキーボード担当)などのゲストミュージシャンも魅力的です。

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まとめ:常に進化を続ける世界トップミュージシャン

いかがだったでしょうか?

日本ではその名前を今回のグラミー賞のノミネートで知った方も多いのではないでしょうか?しかし、アメリカでは2016年にフォーブスの「世界を変える30歳未満の30人」に選出されており、知る人ぞ知る存在。

グラミー賞2022年で更に飛躍していく事でしょう。ジョン・バティステの魅力は「ジャンルの枠にとらわれない進化」にあるのではないかと思いました。

常に遊び心満載でピースフル、音楽を心から楽しむ姿にこれからも目が離せません!

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