【グラミー賞2022年予想】ルール変更発表BTSには有利か?

【第64回グラミー賞】が、2022年1月31日に米ロサンゼルスにあるステイプルズ・センターで開催されることが決定しました。

昨年は新型コロナウイルスののパンデミックの為

2カ月遅れて開催でしたが今年は例年通り1月の開催となりました

発表に先駆け米ビルボードは7月16日

2022年のグラミー賞主要4部門【BIG4】

にノミネートが濃厚なアーティストの予想を発表しました

そして長年問題視されていた選考の不透明を解決するために主催のザ・レコーディング・アカデミー

本年度からのルール変更

も発表。

夏を超えて賞レースが激化していく秋、あわただしく物事は動き出しました

本記事の内容
  • グラミー賞2022 主要4部門の有力候補者とは?
  • 新たに発表されたルール変更
  • 各候補者の現在地
  • まとめ:BTS悲願達成なるか

こちらをわかりやすく解説していきます。

本記事を読むと

グラミー賞2022年の予想とルール変更そして有力候補の今

がわかります。

それでは解説行ってみましょう!

グラミー賞主要4部門とは?BTSの悲願

まずグラミー賞の主要4部門とは?

グラミー賞はみなさんご存じの通り世界で最も権威のある音楽賞ですが、そのなかでも毎年【主要4部門】を誰がとるのか?というのが最も注目視されます。

主要4部門とは

Album of the Year(最優秀アルバム賞)

Record of the Year(最優秀レコード賞)

Song of the Year(最優秀楽曲賞)

Best New Artist(最優秀新人賞)

の4つです。

この4部門をとると名実ともに世界一のアーティストとなります

ちなみに2021年にBTSの「Dynamite」がノミネートされたのは主要4部門ではなく

最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス賞

ノミネートだけでも快挙!アジア人初でした

そしてこの部門の大賞を受賞したのは

Lady Gaga, Ariana Grande – Rain On Me

惜しくもグラミー賞を逃したBTS今年はリベンジとして

さらなるヒットを飛ばし主要4部門の受賞を目指しているというわけです。

米ビルボード:グラミー賞2022年の主要4部門【BIG4】 の有力候補を予想!

7月16日現地時間、ビルボードは、2022年のグラミー賞の主要4部門「ビッグフォー」の予想を発表しました

その中で Record of the Year(最優秀レコード賞) についてこの中のアーティストが獲得するだろうというリストを公開

  • BTS【Butter
  • Dua Lipa【Levitating】
  • Olivia Rodrigo【Drivers Licence】
  • Lil Nas X【MONTERO】

どのアーティストもメガヒットしており現状は横並びといわれています。

各アーティストのYouTube再生数 ※2021年8月現在

BTS【Butter】5.3億回

Dua Lipa【Leveitating】3.4億回

Olivia Rodrigo【drivers licence】 2.7億回

Lil Nas X【MONTERO】3.3億回

YouTube再生に関してはBTSの圧勝ですね!

BTSの最大の敵となりそうなのがOlivia Rodrigoと予想されています。

今年最大のヒットを飛ばし続けている驚異の新人

Best New Artist(最優秀新人賞) は確実とされており、勢いに乗って その他主要4部門を総なめにするのではないか?とも言われています

YouTubeではBTSには及ばないものの、有料のストリーミング配信や全米、全英のチャートではBTS以上の記録を出しています。

💡あわせて読みたい!

10月に入りオリヴィアロドリゴが大本命!という論評が多く見られます。【ビリーアイリッシュ以来の4部門制覇なるか?】ここに注目が集まっています!

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グラミーのルールが2022年から変更:BTSには有利に働く可能性が!

2022年のグラミーからルール変更が行われるとグラミーは発表

様々な細かい変更が発表されたのですが、中でも一番注目されているのが

秘密委員会の廃止

秘密委員会?

この秘密委員会に関しては近年ずっと問題視されていました。

💡秘密委員会とは

グラミー賞選考の最高機関

影響力は絶大

音楽業界の重役で構成されている

利益を考えて選考しているのではないか?と疑われている

日本でも数年前にありましたよね!

レコード会社が芸能界の大物に裏でレコ大賞受賞のためにお金を支払っていた

というニュース。

あれの、世界最強版みたいなものです

実際2020年に大ヒット作『After Hours』をリリースしたThe Weekendがグラミーにノミネートすらされなかったという事件を受けて、様々なアーティストがグラミー賞を批判

【グラミー賞は地に落ちた】

と言われました。

名声を回復するため

主催者レコーディング・アカデミーは【透明で公正なグラミー賞】を目指す

とこの委員会の廃止を決定….

今まで不透明で不正だらけだったんかい!!!

と突っ込みを入れたくなりますが、そのような業界的な権力都合の選考がなくなるグラミー賞になると発表しました。

BTSには有利に働く可能性が高い

このルール変更はBTSにとっては有利に働く可能性が高いといわれています

そもそもグラミー賞は

売り上げが良いからノミネート/受賞できるわけではない

といわれています。

もっと大きな社会貢献をした曲や時代を彩る楽曲が選考されるのが本来の理念です

もし、秘密委員会が本国の利益のためにアーティストを選んでいたとしたら…

この秘密員会の廃止というルール変更はアジア人などのマイノリティも【平等で純粋に音楽の素晴らしさだけで戦えるグラミー賞】になる可能性が高いです

もちろん年末に向けてさらなるセールスや活躍ファンの後押しが必要ですが

BTSにとっては舞台は整った

のではないでしょうか!

ノミネートに向け今秋BTSはさらに加速!

秋も悲願のグラミー賞受賞に向けてBTSは様々な話題を提供し続けています!

2021Global Citizen Live出演

国際貧困撲滅社会団体であるGlobal Citizenによるキャンペーンイベントに出演し、圧巻のライブを披露。

ニューヨーク国連本部でのSDGsスピーチに参加

若者に向け幅広い理解と力強いメッセージを発信

世界的ロックバンドColdplayとの共演

コラボ曲【My Universe】を発表。全英チャート3位を記録

2021年THE FACT MUSIC AWARD4年連続大賞トロフィー獲得

タキシード姿でのButterを披露。大賞獲得は4年連続

オフラインライブPermission to Dance STAGE LA 全4公演開催を発表

11月27日/28日と12月1日/2日に全4公演のオフラインライブを開催することを発表!コロナの影響でエンタメ業界ではなかなか開催できなかった有観客のライブをLAで開催。

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BTS on dTV19タイトル動画独占配信がめちゃ良い!

このようにグラミー賞2022年へのもうアピールを続けている。現時点ではライバルのオリヴィアロドリゴ、Lil Nas X、ビリーアイリッシュが強力すぎて賞レースは過酷です

しかしアジア人グループ初の栄光を期待したいですね。

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グラミー賞2022年予想!各候補者の現在地

さてここからは各有力候補者の現在地を簡単に見ていきましょう

BTS

最新作Permission to DanceもYouTube2.8億回再生、ストリーミングチャート等も軒並み1位を獲得

いまだ勢いは衰えていませんと言いたいところですが…

懸念点は

  • アジアでは絶大な人気でも欧米ではチャートが落ちている

という所ではないでしょうか。9月4日のBillboard Hot100では

Butter7位

Permission to Dance97位

となっており、結果的にPermission to DanceがButterの追撃にならなかったという結果になってしまっています。

といいつつ、悲願のグラミー獲得に向けてここからArmyのさらなる後押しがあるのではないでしょうか!

Olivia Rodrigo

BTSとは逆にここへきてグッと存在感が増しているのがオリビアロドリゴ

  • Good 4 U 3位
  • Deja Vu 8位
  • Traitor 28位
  • Brutal 89位

と次々と1st Album Sourの楽曲がシングルチャートにランクインしています。

そして注目なのは

1年中ずっと何かの曲が売れている

という事です。デビュー曲drivers licenceを発売し、春のアルバムへとつながりアルバム曲が次々ランクイン。

特に全英チャートでは驚異の記録を連発しています

この2021年を代表するアーティスト感はBTSにとっては超強敵になると思います

世界中の批評家もオリヴィアロドリゴを大本命と予想しています。

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「SOUR」オリヴィアロドリゴ考察/解説&和訳。グラミー最有力作品!

Dua Lipa

Dua Lipaは昨年発売したアルバムFuture Nostalgiaが今年になっても勢いが衰えてないという状況

昨年発売したメガヒットシングルDon’t Start Nowも収録されているアルバムはいまだに全く衰え知らず

Dua Lipaがセールスではほかに負けていても有利になる理由の一つが

TikTokでの活躍

TikTokのチャレンジ企画などを次々行いカルチャーを作り上げているというのは

グラミー選考において非常に有利

さらにルール変更で権力選考がなくなりSNSの貢献度なども考慮されるようになれば、かなり強敵になります。

Lil Nas X

2019年発売の【Old Town Road】でビルボード史上最長17週連続で1位を記録した新時代のラップキング

HIP HOPというジャンルでぶっちぎりで目立っているLil Nas Xだが、もしグラミーがジャンルバランスを気にするのであれば十分に受賞の可能性がある。

こちらも、BTSより長期間チャートに滞在しているという部分と

圧倒的なライブパフォーマンス

を武器に下半期さらに伸びてくると思われます。

前哨戦ともいわれているMTV VIDEO MUSIC AWARD2021では圧巻の3冠達成!

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BTSが3部門受賞MTV VMA2021!グラミー賞2022への影響は?

Billie Eilish

そして、夏についに動き出したビリーアイリッシュ。2枚目のアルバムHappier Than Everをリリース

2年連続最年少 Record of the Year(最優秀レコード賞)受賞者

グラミー賞は得意中の得意なビリーアイリッシュ

もちろん世界中でバカ売れ継続中のアルバム。

さらに様々な楽曲がシングルカットされていけばBTSがノミネートされるだろうと予想される

Record of the Year(最優秀レコード賞) にも絡んでくるかもしれない

一見BTSはシングル部門ビリーアイリッシュはアルバム部門と思いきや

アメリカは

アルバムを出してからシングルカット

という流れが一般的なので、下半期に一気にシングル部門でも最有力候補になってくる可能性もあります

ビリーアイリッシュは他にも

レコード盤が売れている

という、アート的な側面も非常にグラミーには有利に働くと思います。

グラミーはアート的に秀でている作品が大好きです

▼ビリーアイリッシュの超名作2ndアルバムの全容はこちらからチェック!▼

5分でわかるビリーアイリッシュ【Happier Than Ever】解説!前編 5分でわかるビリーアイリッシュ【Happier Than Ever】解説!後編

まとめ:BTSは下半期もう1つメガヒットを出さなければ厳し

いかがだったでしょうか?

まだまだ、BTSのグラミー賞主要4部門受賞には敵が多いように思います。

まだまだ主要4部門はハードルが高い状態といってよいでしょう!

ButterもPermission to Danceもシングル先行というのが非常に厳しい状況です。

アルバムがすでに売れていてその中の人気曲を賞レースの追撃として出している欧米アーティスト

に比べると

下半期にもう1曲目立つヒットか話題性を作らなければ厳しいかもしれません。

話題性は提供できていると思うのであとはどのくらい配信等を伸ばせるかがポイントとなってくると思います。

まとめ

ルール変更で公正なグラミーになる:BTSには有利

記録や話題的に大本命はOlivia Rodrigo

Dua Lipa, Lil Nas Xは下半期さらに伸びそう

Billie Eilishがついに動き出す

BTSはもう一押しほしい

といったところが、この秋からの賞レースの見どころになってくるのではないでしょうか。

最終的にはファンの後押しが受賞には不可欠であり

それ次第で勢力図も下半期どんどん変化していくと思います

グラミー賞はセールスだけで受賞できるものではありません。その年の音楽の顔でなければなりません。CDセールスだけではなく、配信での売り上げや再生数が非常に重要になってきている昨今

BTSやARMYはどれだけここから配信を伸ばせるかがカギとなってきそうです

あと1カ月ちょっと賞レース争いからまだまだ目が離せません!

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