- 歌ってみた
- 生配信
- 自宅レコーディング
- 自宅音楽制作
- ウェブ会議
最近様々な人が、自宅の録音&音響機材をそろえています。用途は様々ですが、その中でも実際に音楽制作もできるDTMの環境を整えようとしている人も多いのでは?
今回はこれからDTMを始める人用に販売されているDTMセット5選を徹底比較。
- 料金
- セット内容
- 用途
- こんな人におすすめ

4つの視点から初心者さん向けにおすすめセットをご紹介!
本記事はこのような構成でお届けします!
- 初心者にDTMセットはおすすめか?メリット紹介
- DTMセットにはデメリットもある
- 有名ブランドDTMセット5選徹底比較
初心者はDTMを買うべきか?メリットデメリットはあるのか?有名ブランドのDTMセットの内容、この3つを簡単解説していきます。

先に結論を一つ

とりあえず必要なものがそろうので非常に楽で初期費用が安いです!
業界最大手の楽器店石橋楽器もDTM機材のセット販売に近年力を入れています。
※リンクを置いておきますので、ご興味のある方はどうぞ!意外とキャンペーンも多く、ほしい機材が安く買える場合があります!
楽器の事なら石橋楽器!

それではさっそく解説をスタートしていきましょう!
筆者プロフィール
編曲家&サウンドプロデューサーとしてアーティストの楽曲制作に20年携わっています。
オリコン一位アーティストやアリーナクラスのライブをするアーティストたちも担当
もくじ


まずはじめに、DTMセットは初心者におすすめなのか?という部分ですが

理由がこちら!
- 必要なものが簡単にそろう
- 個別で買うより安い
- メーカーが統一される
この3つがDTMセットを購入する最大のメリットです!深堀していきましょう
必要なものが簡単にそろう
とりあえずは、必要なものが簡単にそろうので、めちゃくちゃ楽です。逆を言うと、「一つ一つこだわりの機材をそろえたい!」そう思っている人には向いていません。
ただ、初心者のあなたは現在「早く音楽制作を始めたい!」そんな状況ではないでしょうか?
よく口コミを見ると
- エントリーモデルだから使えない
- プリアンプが良くない
などという、専門家?プロ?というような意見も多く見られますが…
いや…それは技術が足りてないのでは?と思うことも多いです。
個人的には私がDTMを始めた時は「今すぐ始めたい!」という気持ちの方が強かったです。
機材は半年もたてば新作が出ます。今、あなたが持っている制作意欲を素早く形にするにはDTMセットを購入するのも一つの手だと思います。
中級者~上級者になってからこだわりの機材に買い替えていけば大丈夫です。

安心してください、初心者用DTMセットでもプロ並みの音は作れます!
個別で買うより安い
DTMセットは個別で買うより安く済ますことができます。多くのセットは
- オーディオインターフェース
- ヘッドフォン
- マイク
- マイクホルダー
- マイクスタンド
このような機材がセットになっています。正直これも細かくニーズを出して言ったらキリがないのですが
という部分に特化した商品です。一つ一つ細かくこだわりたいなら、高いお金を払って高級機材を買えばよいのです。
そうじゃなく、始めたい人向けなので安価なのです。でも、十分役割は果たしてくれます。
初心者セットで上級者よりすごいものを作ることだって全然できます!
メーカーが統一される
機材には相性があります。Aのメーカーのマイクの特性を100%出すには、Aのオーディオインターフェースが最適なことが多いです。
そういう意味ではDTMセットの場合、初めからメーカーが統一されているので、機材同士の相性が抜群です。
あえて相性を外して、自分のシステムを組む楽しみはDTM中級者以上になってからこだわっても遅くないと思います

DTMセットの最大のデメリットがこちらの二つ
- チャンネル数
- オリジナリティ
チャンネル数は1か2
まず筆者が最大のデメリットだと思っている部分はチャンネル数です。
DTMセットに入っているオーディオインターフェースの入力チャンネル数は大体1か2です。
例えば、あなたが自分の歌声や楽器を録音したい場合はこれでOKなのですが…
こんな時は足りなくなります。正確に言うと足りるのですが、一発録音は難しいです。
DTMセットは以下の使用用途に向いています。
- 自分の歌を録音したい
- 自分の楽器を録音したい
- マイク音質のクオリティを上げたい
- DTMソフトなどで作曲や編曲をしたい
基本的に、自宅の初期システムとしての導入をオススメします。
オリジナリティを出しづらい
DTMは初心者だけれども、絶対的に求めてる音がある。

こんな人にも、DTMセットは向いていません。
メリットで上げた「メーカーが統一される」という所の弱点なのですが、音質的にメーカーの特色に依存します。
もしOOOみたいな音を出したい・録音したい!なんて言うイメージがある方は、各機材こだわって選ばないと、がっかりすることもあるので注意が必要です!


ここからは現在発売されているDTMセットの有名どころをご紹介!

料金・セット内容・特色を解説していきます!
ForFocusrite フォーカスライト Scarlett Solo Studio Pack

一つ目はフォーカスライトのDTMスターターパック

セット内容はこちら!
- オーディオインターフェイス本体
- コンデンサーマイク
- ステレオヘッドフォン
- マイクケーブル
- ポップガード
- コンパクトブームマイクスタンド
- ヘッドフォンハンガー
7点セットです。Forcusliteの特色としてはちょっと硬めの音というイメージ。ゴリゴリのEDMやデジタルミュージックをやりたい人におすすめの機材です。
ちなみにマイクはボーカル録音に適したコンデンサーマイク。
歌ってみたのボーカル録音
ボカロ制作
ゲーム配信者
人気商品が欲しい人:Amazonベストセラー商品

デザインもForcusliteのイメージカラーでもある赤でかっこいいですね!
PreSonus DTMセット AudioBox iTwo STUDIO

2つ目はPreSonusのDTMセット。PreSonusの特徴はクリアな出音。

セット内容がこちら!
- AudioBox iTwo(オーディオインターフェース)
- コンデンサー・マイクロフォン「M7」
- 高解像度ヘッドフォン「HD7」
- マイクロフォン・ケーブル
AudioBox ITwoにはDAWソフトStudio One Artistがバンドルされています。
※DAWソフトとは音を組み立てるソフトです。
Studio OneというDAWソフトは3大ソフト(Pro Tools・Logic・Cubase)ではないのですが、非常にクリアな出音で評判のDAWソフトです。最近はユーザーも増え、手軽に録音や編集ができます。
Studio Oneに適したオーディオインターフェースとM7が入っているので、自分の歌や楽器をクリアに録音したい人には向いています。
マイクは入っていないので準備する必要があります。
DAWソフトを使って編曲や作曲をやりたい人
クリアな録音を求めている人
すぐに楽曲制作を始めたい人
Amazon Choice製品:人気のセットが欲しい方
M-Audio DTMセット

3つ目はM-AudioのDTMセット。生音録音に定評があるM-Audio。弾き語りなどをやりたい人におすすめです。

セット内容がこちら!
- 2イン/2アウト USBオーディオインターフェース
- コンデンサーマイクNova Black
- ショックマウント
- XLRケーブル
- ヘッドホンHDH40
まず2万円を切る価格は魅力的。M-AudioはPro Toolsなどとの相性も良く、オーディオ録音に適しています。入力チャンネルも2つ付いているので、モノとステレオどちらも録音可能。
専用ソフトウェアで細部まで細かく音をこだわることも可能です!
さらに1年間のメーカー保証付きも嬉しいです!
オーディオ録音中心の人
弾き語りを録りたい人
細かい音調整を楽しみたい人
安価なセットを探している人
Steinberg オールインワンセット


今日からCUBASEを使えます!そんなセットですね!

セット内容はこちら!
- Mac / Windows / iPad 対応 USB 2.0 オーディオインターフェース
- スタジオコンデンサーマイク「ST-M01」
- スタジオモニター ヘッドホン「ST-H01」
- 「Cubase AI」「WaveLab LE」「Cubasis LE」付属
CubaseAIというのはCubaseシリーズのエントリーモデルのDAW。作曲や編曲などが手軽に行えるソフトです。DAWソフトの中でも3大メジャーソフトの一つで、特に打ち込みに向いています。
中田ヤスタカさんなどが利用しているソフトとしても人気です。ボカロPにも愛用者が多いです。
音の感じは、最近のデジタル音!といった感じ。ボカロPを目指す人などにはぴったりです。
ボカロPになりたい人
打ち込みをバシバシやりたい人
デジタルミュージックを作りたい人
DAWのソフトも手に入れたい人
Cubaseを使いたい人
ベリンガー レコーディング/ポッドキャスティングバンドルセット

5つ目のラストはベリンガーのDTMセット。こちらはポッドキャストや実況者用のDTMセットです。価格も衝撃の!

セット内容がこちら!
- UM2 USBオーディオインターフェース
- C-1コンデンサーマイク
- HPS5000スタジオヘッドフォン
ベリンガーはミキサーなどでも有名なメーカー。特徴は安い値段設定。

安いとはいえクオリティは高いです!
実際にプロユースの上位モデルは高価です。しかし、お求めやすい価格の商品をたくさん出してくれているメーカーなのでファンも多いです。
音の特徴は:癖のない音。逆を言えば個性はちょっとないかな?といった感じ。
このDTMセットはポッドキャストの録音や、配信向け。
配信などの音質は配信先プラットフォームに依存するので、正直配信する為ならこれで充分!と感じる人もいると思います。
配信者
ポッドキャスト運営者
仕事で20年様々な機材を使ってきましたが、正直なところ
高い機材を使っているから、良い曲が作れるわけでは決してありません。
私の知り合いのドームクラスで演奏しているドラマーの愛用のヘッドフォンはコンビニに打っている1000円の物。
評判を見ると、いろんな意見がありますが、ほとんどその人の主観な事が多いです。それよりは、今あなたの中にある制作意欲やイメージをより早く形にする事が大切だと思います。
そんな時はDTMセットという選択肢も十分アリだと思います。
もちろん、こだわりの機材をひとつづつ選んでいく楽しみもあるので、あなたの状況と照らし合わせて、ニーズを満たしているか考えることが大切です!
是非素敵な機材で素敵な創作を行ってください!