空間オーディオ、ドルビーアトモスとは?超簡単解説!Netflixにもついに導入

最近よく聞く空間オーディオって何?【Dolby Atmos】【360 Reality Audio】とかよく聞くけど難しくてわからない!

先日音楽業界向けのDolby Atmos説明会に行ってきたので

そんな疑問を本日は分かりやすく解説いたします!

空間オーディオとはこれから確実に流行る次世代のサウンドシステムなのです!

本日のテーマ

次世代オーディオシステムDolby Atmosをどこよりもわかりやすく解説!

本記事を読めば

【空間オーディオ】Dolby Atmosとは何か?わかります!

本記事の構成
  • 空間オーディオ【Dolby Atmos】ってなに?
  • サラウンドとの違い
  • Apple Musicにいち早く導入
  • Netflixにもついに導入された
  • まとめ

それでは解説スタート!

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空間オーディオ【Dolby Atmos】ってなに?

まずはじめに空間オーディオとは

【Dolby Atmos】を含む聴覚に立体的な感覚をもたらす技術体系の総称

として用いられる言葉です。Sonyの360 Reality Audioも空間オーディオに当たります。

今回はDolby Atmosの説明会を受けたこともあり

Dolby Atmosに絞って空間オーディオを解説していきます!

Dolby Atmosがもたらす4つの音体験

  • 迫力のある移動するオーディオを作り出す
  • サウンドを周囲の至るところに動かす
  • 作品のインパクトを最大限に強める
  • 力強く躍動的なエンタテインメント経験を演出

Dolby Atmosを知る上での大事なキーワードは

立体的、迫力、広範囲、インパクト、躍動的

家庭レベルで映画館並みのサウンドを実現できるシステム、それがDolby Atomosです

迫力ある移動するオーディオを作り出す

ドルビーアトモスは7.1.4chを使って音の空間を作るオーディオシステムです。

7.1.4chとは7つのスピーカーと1つのサブウーファー天井に4つのスピーカー

という意味になります。サブウファーとは低音の迫力を出すために存在するスピーカーの事

映画館で地鳴りのような音や揺れを座席で感じるときはありませんか?

あれはサブウファーを使って表現しています

ドルビーアトモスは従来のサラウンドシステムに加え

天井にスピーカーを4つ設置します

これにより縦方向の音が表現可能になり、立体的な音空間を作り出します

  • ヘリコプターが飛び立つ臨場感の表現

などはDolby Atmosが得意とする音表現です

サウンドを周囲の至るところに動かす

Dolby Atmosはあなたを球体の中心に配置し音で囲むというようなイメージです。

立体の球体の中にいるあなたへ360度方向から音が飛んできます

車が前方から向かってきて自分の横を通りすぎていく

ハリーポッターの魔法の光が自分の周りを飛び回る

など、限りなくリアルな音配置で映像と音を合わせることができます。

なかなか言葉ではわかりにくいかもしれませんが実際体験すると本当にあなたの周りを360度音が飛びまくります

作品のインパクトを最大に強める

上に説明した2つの効果を使って作品にインパクトをもたらします。例えば、アクション映画で建物が爆発する映像を、目の前で爆発したように音で表現が可能です。

Dolby Atmos向けの映像としては

  • アクション映画:銃撃戦のど真ん中にいるような感覚
  • SF映画:宇宙で実際戦うような感覚
  • 動物系のドキュメンタリー:サバンナで動物の音に耳をすますような感覚

このようなジャンルでは大活躍します

まるで映像の中に入り込んでいるような新感覚

力強く躍動的なエンタテインメント経験を演出

コンサートや音楽のエンターテイメントでもDolby Atmosは活躍するといわれています。

コンサート会場の再現

などには特に有効で

音楽業界でも、最初に導入されるのはライブDVDや配信ライブだといわれています。家にいながら、まるで客席にいるような感覚を体験できる、そんな夢のような話が近い将来確実に実現するといわれています。

サラウンドとどう違うの?

Dolby Atmosの概要が分かったところで一つ疑問が出てきたと思います

今までもサラウンドシステムでそれができなかった?

確かに5.1chで始まったサラウンドシステムは上位機種になると7.1ch搭載と、ホームシアターなどで素晴らしい音を聴けるものになりました

しかしDolby Atmosは最上位機種のサラウンドをさらに進化させました

  • サラウンド:5.1ch or7.1ch
  • Dolby Atmos:7.1.4ch

7.1ch使用のサラウンドの後ろに.4が追加されます。この.4というスピーカーは立体音を作り出すために天井に設置する4つのスピーカーの事を指します

従来のサラウンドはこのような配置

  • 前面に3つ、背面に2つのスピーカーとサブウーファーこれがサラウンドの設定です。
  • サラウンドでは背面のスピーカーで奥行き感を表現します。
  • 【例えばあなたの後ろを人が通り過ぎる】なんて表現はサラウンドの得意な部分ですね。
  • しかし、上下を加えた3D感は反響音でしか表現できません。

そのため、サラウンドは限りなく正方形に近いスペースでないと効果が薄れてしまうという欠点と音の表現が平面的という欠点がありました

一方Adolby Atmosはこのような配置になります

  • 7.1chの高度なサラウンドシステムに加え天井に4つのスピーカーが追加されます。
  • これにより、音が3Dフィールドがに広がります。
  • そして、より広範囲を立体的にカバーできることができるようになり、一歩先のホームシアターなどが自宅で使えるようになります。

映画館などは天井にスピーカーがありますよね

【サラウンド:平面的 】【Dolby Atmos;立体的】

というのが最も大きな違いですね!

これをホームシアターレベルで再現できます

未来を見据えたApple:いち早くDolby AtmosをApple Musicに導入

Appleは音楽配信サービスにいち早く空間オーディオを導入しました。Appleが独自のシステムを開発し、いち早く導入したという事は….

絶対流行る気がする!

Apple Musicでは人気曲が次々と空間オーディオ対応に

いくつかご紹介

  • Ado:うっせぇわ
  • BTS:Butter
  • Official 髭男dism

このようなアーティストが対応スタート。

洋楽ではかなり多くのアーティストがすでに対応になっており、エドシーランやマルーン5、オリヴィアロドリゴなど多くのメジャーアーティストが楽曲をDolby Atmosによる空間オーディオで配信しています。

空間オーディオを楽しむための機材とは?

現在、iphoneやMacの内蔵スピーカーやヘッドフォン、他社のヘッドフォンでも空間オーディオの立体感は楽しめるとされていますが

Appleが推奨しているのは

Air Pods MaxとAir Pods Pro

中でもAir Pods Maxとの相性がベストマッチといわれています

ベストに楽しむのであればやはりAir Pods Maxをゲットしたいところ

AirPods Proは持っているのですがやはりAirPodsMaxほしい

遠くない未来Amazonでポチってしまうと思います!

Netflixにもついに対応!映画鑑賞は別次元へ

そしてついにNetflixも空間オーディオに対応を開始しました。

NetflixはAirPods ProかAirPods Maxを介した空間オーディオしかまだサポートしていませんが、今後様々な機器に対応すると発表しています

これから、確実に映画業界、音楽業界は空間オーディオに力を入れていきます。まだまだコンテンツは少ないですが、いずれすべての新作映画や番組は対応されるといわれています。

まとめ

いかがだったでしょうか?次世代のオーディオシステム:空間オーディオ/Dolby Atmos

まとめ

7.1.4chを使った立体的音空間

ホームシアターや動画を映画館クオリティへ

Apple Music/Netlifxはいち早く対応開始

多くのコンテンツがこの先空間オーディオ対応になっていく

Dolby Atmosの一番すごいところはスマホやホームシアターレベルで立体音空間を再現しようとしているところ

VODなど動画配信が全盛期の今、近い将来Dolby Atmosの立体音空間を使ってコンテンツを見るのが当たり前の時代が来るでしょう!

皆様も新時代の音の世界を是非体験してみてください。

お読みいただきありがとうございました